タイ旅行へ行くならどの季節がベスト?
この記事ではタイの3つの季節(乾季・暑季・雨季)と、季節ごと平均気温や降水量、各シーズンの観光におすすめの服装、旅先での服装の注意点(ドレスコードなど)を一挙にまとめました。
2023年4月更新:UV加工の良い感じのパーカーを見つけたので、追加しました。
タイには3つの季節がある
タイは熱帯モンスーン気候で、高温多湿で蒸し暑いとされています。
年間の平均気温は29℃。1年間は3の季節に分けられます。
乾季(11月~2月)
最低気温は20℃前後、最高気温は30℃前後。
降水量は1年の中で最も少ない季節です。
雨がほとんど降らないので、空気もカラッとしていて爽やかな日が多いです。
しかし、大気汚染がひどくなるのもこの季節なので、敏感肌の方や、鼻炎持ちの方は事前に対策をしておいた方が良いかも。
チェンマイなど北部では朝晩の気温が10℃を切る日もあるようなので、北部や山岳地域でキャンプを予定している方は防寒具も持参しましょう。
暑季(3月~5月)
最低気温は24℃前後、最高気温は35℃前後。
1年で最も暑い季節で、暑季の終わりごろからスコールが降る日が増えてきます。
乾季よりも強い日差しで、気温がとても上がります。
地域によっては40℃近い気温になる場合もあるので、この時期のタイに訪れる方は日差しと熱中症対策は必須です。
4月にあるタイの旧正月ソンクラーンには水かけ祭りが行われます。
雨季(6月~10月)
最低気温は24℃前後、最高気温は30℃前後。
毎日1~2時間程度のスコールが降るので湿気の多い時期ですが、雨が降る分気温もそこまで高くはならず、比較的過ごしやすい日が多いです。
日本の梅雨の様に1日中降り続くことが無いのでバンコクの中で過ごすならそこまで雨の影響は受けないと思いますが、ソイによっては冠水することも良くあるので注意が必要です。
雨で憂鬱な季節ですが、南国フルーツが美味しい季節でもあります!
タイで食べられるフルーツの旬は以下の記事でまとめています。
タイのベストシーズンは乾季(11月~2月)
タイの3つの季節の中で最も観光におすすめなのは11月~2月頃の乾季です。
この時期は暑さが和らぎ雨が少ないので、お寺巡りなど、屋外の観光に適しています。
プーケットなどのビーチリゾートの場合は、雨が少ない影響で海水の透明度が上がり、より美しい南国の海を体感できるでしょう。
チェンマイなど北部の場合は、朝晩に厚手の長袖が欲しくなるほど寒くなる年もあるので、この時期に北部への旅行を検討している方はパーカーやカーディガンなどの羽織物は必須です。
お得に旅するなら雨季がおすすめ
ホテルや航空券など、旅行にかかる費用が安くなりますので、旅費を抑えてリーズナブルに旅をしたい方には雨季もおすすめです。
タイの雨季は日本の梅雨の様に一日中雨が降る事もありませんし、1日数時間のスコールさえ我慢すれば結構アクティブに観光も出来ます。
急な雨で予定が狂う確率が乾季に比べて高いことと、雨が多いのでプーケットなどビーチリゾートでは美しい海は見れない可能性が高いです。
季節別の観光におすすめの服装
タイに3つの季節がある事がわかったところで、各季節の観光におすすめの服装もご紹介します。
1年間共通の基本の服装
このまま書いていくと全ての季節で「半袖!短パン!」と書いてしまいそうなので、まずは大前提として、タイ旅行はどの季節でも半袖・短パンで問題ないということをお伝えしておきます。
女性なら涼しい素材のふんわりワンピースやスカートもおすすめ。
要するに日本の夏に着る服装と同じ感覚で大丈夫ということです。
ただ、それぞれの季節ごとに特徴はあるので、基本の半袖・短パンに追加すると良いアイテムを中心にご紹介していきます。
乾季(11月~2月)
雨が少なく気温もそこまで高くない乾季の服装としては上半身は半袖でOKです。
朝晩は肌寒く感じる日も増えるので、薄手のパーカーや大判ストールなど羽織物があると重宝するでしょう。
下半身も基本的には短パンや涼しげなスカートでなどでOKですが、長ズボンやレギンスなど、気候に応じて変更またはプラスできるアイテムがあるとベター。
天気がいい日が多いので、UVカット加工で涼しいパーカーなんかもあると良いですね。
UVカット加工のパーカーを調べるとちょっとダサいパーカーやラッシュガードが多かったのですが、これは色展開も多くて普段使いできそう。
カジュアルな格好の時なら、腰や肩に巻いてても違和感無し(人による)。
普通にデパート内の防寒にも使えそうなデザイン。
シルエットがドルマンスリーブになっているので、インナーが響かないのも良いし、薄手だから小さく折りたたんでバッグの中にもしまいやすそう。
暑季(3月~5月)
とにかく暑く、日差しも強い暑季は半袖短パンの基本スタイルがおすすめ。
また、日差しが強いので熱中症対策として日よけ用の帽子や首に巻いておけるタオルなどの巻物類もあると良いですね。
こういう感じの冷感タオルが屋外での観光時にはすごく重宝します。
濡らして使うタイプですがボトルに入れて持ち運べるので、カバンの中が濡れる心配も無いのが素敵です。
また、暑い季節になればなるほど電車やデパートの中が極寒になるのがタイスタイル。
外と中の寒暖差で体調を崩さないよう、サッと羽織れる薄手のシャツやパーカーは持参しましょう。
雨季(6月~10月)
雨の多い雨季は気温がそこまで上がらず過ごしやすいです。
ほぼ毎日1時間程度スコールが降るので、雨対策を考えた服装がベター。
基本的に半袖短パンでOKですが、注意すべきは足元です。
旅行時はスニーカーがベストですが、急な雨でスニーカーが濡れてしまったら乾くまでに時間がかかってしまいます。
できればサンダルも持参する方が快適に旅行できるかと思います。
たくさん歩く時におすすめのサンダルは以下の記事にまとめているので、良かったらご覧ください。
あとは急な雨対策に折り畳み傘も準備しておくと良いでしょう。
晴雨兼用のもので日傘としても利用できるものが良いとは思いますが、晴れている時に日傘をさしている人は少ないので、日傘をさしていると少し浮くかも。
観光時の服装で注意するポイント
タイでの観光時は以下2つの場所で服装に関する注意が必要。
寺院を参拝する時の服装
タイのお寺では肌を露出した服装はNGです。
下記のような服は寺院参拝時には着ていかないよう注意しましょう。
過度に肌を露出したり、身体のシルエットが出すぎる服装は基本的に全てNGと考えておいた方が、服選びは楽かもしれません。
半袖のトップスも、胸元が開きすぎているものは避けておいた方が無難です。
ボトムスはひざ丈より長い物ならOKですので、男性の膝丈くらいのパンツ(ハーフパンツ?)はOKの場合が多いみたい。
お寺によっては羽織や巻きスカートなどを貸してくれるし、お寺周辺のお店で安く購入もできるので最悪ダメでもどうにかなりますが、お寺への敬意も込めて、ふさわしい服装で行く事をおすすめします。
ドレスコードのある飲食店へ行く時の服装
タイの観光スポットのひとつであるルーフトップバーでは、ドレスコードを設定しているお店があります。
また、ホテル内のレストランやバーを利用する際もドレスコードがあると思っておいた方が良いでしょう。
ルーフトップバーはスマートカジュアルをドレスコードに設定している所がほとんどなので、以下のような服装が望ましいです。
女性に比べて男性の方がチェックが厳しい傾向にあるみたいです。
スーツジャケットのようなカチッとしたものである必要は全くありませんが、柔らかい素材のジャケットに綺麗目のTシャツを合わせるのも良いかも。
女性は取り敢えずワンピースを着ておけば大丈夫です!
まとめ
この記事ではタイの季節ごとの特徴、ベストシーズン、タイ旅行におすすめの服装などをご紹介しました。
一番アクティブに動けるのは気候の良い乾季ですが、お得に旅行するなら旅行のローシーズンとなる雨季がおすすめ。
その季節に合った遊び方や行き先を選べば、たとえベストシーズンでなくても充実した旅行になると思います。