タイ現地採用のお部屋探しについて、先週までで現地採用のお部屋の探し方や日本との違いなどをお話しました。
では実際にお部屋を探す場合、土地勘が無い人はどうやって住むエリアを決めればいいのでしょうか?
今回は現地採用におすすめのコスパの良い物件があるエリアについてご紹介します。
エリアを決める基準って?
住みたいエリアって人それぞれですし、生活において大事なものも人それぞれなので、「エリアを決める基準はこうです!」と断言はできないですよね。
しかしそんなことを言うと話が終わってしまうので、交通事情やエリアの治安なども含めてお話します。
1.勤務地に応じてエリアを決める
現地採用の場合は運転手付きの社用車で優雅に出勤というよりはBTSやMRTでもみくちゃにされながら出勤の可能性が高いです。また、バンコクの電車はほんとにギュウギュウなので、ラッシュ時には2,3本見送ってやっと電車に乗れるなんてことはざらです。
勤務地に応じて住むエリアを決めることで、毎日の通勤ストレスが軽減するかもしれません。
・アソークやシーロムなどのオフィス街へ通勤の場合
少なくともBTSのオンヌットよりも西側またはMRT沿線に住むことをおすすめします。
BTSはオンヌット駅を基点に東と西で料金体系が違います。ラビットカードの回数券が利用できるのはオンヌット駅までなのでそれよりも東側(サムットプラカーン県寄り)に住むとプラスで16バーツかかってしまいます。
もしシーロムに通勤するなら乗り換え不要なMRT沿線に住むと便利ですよ。
・サムットプラカーン方面やバンナートラッド方面へ通勤の場合
逆にサムットプラカーン県側やバンナートラッド方面(メガバンナーがある方向)へ通勤する場合はオンヌットよりも東側に住むと距離関係なく1回の乗車につき16バーツとなります。
東側だとサムットプラカーンへもバンナーへも行きやすいウドムスック駅がおすすめです。
・車を使って郊外へ通勤の場合
車を使って郊外へ通勤する場合は高速道路への乗りやすさが鍵となります。スクンビットエリアであればトンローやエカマイの東側に位置するペッブリー通りに近い方が高速に乗りやすいです。
ただしこの場合BTSの駅から離れてしまう為、お休みの日や電車を使って移動する際に少し不便さを感じるかもしれません。
2.治安を考慮してエリアを決める
東南アジアの中でも治安が良い都市のひとつと言われているバンコクでも、低所得者の多く住むエリアやスラムのようになっているエリアがあるのは事実です。
日本人の多く住むエリアや、旅行者の多いエリアはローカルの方々が住むエリアに比べて比較的治安が良いとされていますので、そのようなエリアに身を置くことをおすすめします。
特に日本人居住区であるプロンポン~トンローは治安が良いだけでなく日本語が飲食店などが多くありおすすめなのですが、駐在員が多く住むエリアでもあるので家賃がとても高いです。
バンコクで住むのにおすすめのエリア3選
それでは上記を考慮した上で、私の個人的なおすすめエリアをご紹介しますね。
1.オンヌット
オンヌット駅をおすすめする理由はたくさんありますので、順番にご説明していきます。
1.BTSに乗る際の損が無い
上記を読んでくれた方はお気づきでしょうが、オンヌットは西へ行くにも東へ行くにも損が無い唯一の駅です。
たかが16バーツとお思いでしょうが、週20日出勤すれば640バーツ(約2,240円)の差が出ます。年間にすると26,880円です!
2.スクンビットの中心に比べ家賃が安い
日本人居住地区の中心であるプロンポンまではBTSで約10分と至近ながら、コンドミニアムやアパートの家賃が比較的安いのがオンヌットです。
ここ数年で家賃がどんどん上がっていっている感じはしますが、駅徒歩10分前後で1万バーツ以下のお部屋を見つける事もオンヌットなら可能です。
3.駅周辺が便利
オンヌットの駅前には大型スーパーや映画館のあるショッピングビルがあり日系のチェーン系飲食店やドラッグストアなども出店しています。
生活に必要なものは駅前でほぼ揃いますし、屋台ではローカルフードやプチプラファッションアイテムのショッピングなんかも楽しめます。
2.エカマイ
オンヌットよりは少し家賃が張りますが、エカマイ駅周辺もおすすめです◎
1.日系スーパー「マックスバリュー」や「ドンキモール」がある
ローカル色が強すぎるのが苦手、普段は家で日本食を作って食べたいという方にとっては日本の食材を取り扱うマックスバリュやドンキモール(ドン・キホーテ)があるのは嬉しポイントではないでしょうか。
2.プロンポンやトンローに比べると家賃が安い
スクンビットエリアの便利な所に比べると家賃が安く、駅徒歩10分圏内なら1.3万バーツ~2万バーツくらいの物件を探すことが可能です。
1.5万バーツくらいなら、現地採用のお給料でも全然許容範囲ではないでしょうか。
3.ラマ9周辺
日本人が多く住むエリアにこだわらないようであれば、MRT沿線の中でもラマ9駅周辺がおすすめです。
1.駅前に巨大ショッピングモールがある
ラマ9駅前にはセントラルプラザ・ラマ9というショッピングモールと、フォーチュンタウンという家電やPC関連のものを安く売っているビルがあります。
もちろんチェーン系の日本食レストランもありますし、ユニクロやH&Mなど気軽に洋服を買える外資系ブランドも出店しているので、駅周辺で全てが完結します。
2.外国人が少なく、物価が若干安い
どちらかというとローカル色が強いエリアなので、日本人をはじめとする外国人の姿はそこまで頻繁に見かけないでしょう。
その分駅目の前の高層コンドで1.5万バーツ程度のお部屋も多くありますし、便利さのわりにエリア全体の物価がスクンビットエリアよりも安いのがおすすめポイントです。
まとめ
今回はバンコクで住むのにおすすめのエリアをご紹介しました。
実は物件探しが趣味の一つで、ふらふらと歩いている時に気になるコンドミニアムを見つけると、ついついHipflatで空き部屋と家賃相場の検索をしてしまいがち。笑
個人的にはチャオプラヤー川より西側のエリアなんかもいいなと思いながら見ているのですが、やはり友人と遊ぶ事や通勤を考慮するとスクンビットに落ち着いてしまっています。
Hipflatについては下の記事でも少し紹介しているので、もしよかったら関連記事も読んでみて頂けると嬉しいです!