マレーシア・クアラルンプールの観光で外せないのはやっぱりモスクの拝観。
クアラルンプールは市内と郊外にいくつかの有名なモスクがあります。
今回ご紹介するブルーモスクはクアラルンプールの中心部から車で30分程度の距離にあるので、短い旅程でも訪れやすいモスクです。
この記事ではブルーモスクへの行き方や見どころ、営業情報などを詳しくご紹介しています。
これから行く方の参考になれば嬉しいです。
ブルーモスクとは
ブルーモスクと呼ばれているこちらのモスク、正式名称はSultan Salahuddin Abdul Aziz Mosque(スルタン・サラディン・アブドゥル・アジズ・モスク)です。
少々長いので、象徴的な青色の外観から、「ブルーモスク」と呼ばれています。
マレーシア最大の規模を誇るブルーモスクは世界でも4番目に大きなモスクで、一度になんと24,000人も収容できるのだとか!
完成は1988年と比較的新しい建物ですので、内部もとても綺麗です。
ドームを囲うようにそびえ立つ塔はミナレットと言い、高さは142.3m。
過去には世界一高いミナレットとしてギネス記録にも認定されたことがあるそうです。
中央のドームは直径が51.2m、高さは106.7m。
なんかよく分かりませんが、とにかく大きくて、目の前に立つとその迫力に圧倒されます。
ブルーモスクの見どころ
もう見どころが多すぎて…!順番にご紹介していきましょう。
ブルータイル前で記念撮影
ガイドの方に最初に案内されるのがこちらのタイルの前。
ここは男性が手足を洗い身を清めるエリアの前にある壁なのですが、幾何学模様のブルーのタイルが何とも美しいです。
こちらのタイルはマレーシアで作られたものではなく、トルコで作られたものだそうです。(大事な事なのか?2、3回言われました。笑)
この後も壁や絨毯など、至る所で美しい幾何学模様に出会えるのですが、モスクはこのようなデザインがすごく多く感じます。
何でも、イスラム教では偶像崇拝が禁止されているので、このような幾何学模様が発展したのだとか。
ちなみに手足を洗うエリアはこんな感じです。
どこもかしこも大規模です。
てか今気づいたんですけど、天井の模様可愛いですね
ドーム前の踊り場
ブルーのタイル前で記念撮影を終えると、階段を上ってドーム前の踊り場へ向かいます。
こちらにはドームを取り囲むように真っ白な大理石の廊下が。
廊下の柵の模様も美しいです。
この日は天気が良かったので、はだしで日向を歩くと結構熱かった。
ドームへ続く廊下。
青空が映える。
壁から差し込む光の影が模様となって廊下に映っているのもすごく綺麗だったな。
複数名でワイワイとツアーをしているのに、なんだか静寂に包まれているような、厳かですごく不思議な雰囲気でした。
ドーム内部
ドーム内部は24,000名を収容できるだけあって、本当に大きい。
地上からの高さが106.7mもあるドームは、中央へ吸い込まれていくような錯覚に陥ります。
写真じゃこの壮大さは伝わらないのが残念。
ここではガイドの方からコーランを見せてもらって、コーランと一緒に記念撮影をしている方もいたのですが、人見知り陰キャ(私)は他のグループの方に「私にもコーラン触らせて―」と言う勇気がなく、遠目からじっと眺めていました。
絨毯もかわいい。この柄のスカート欲しい。
ドームは幾何学模様のステンドグラスで囲われていて、こちらも美しい。
ブルーと白で構成されているこのモスク内で敢えて緑や赤が使われている事には何か意味があるのかな?と思ってガイドさんの説明をじっくり聞いていましたが、よくわかりませんでした。
青色のステンドグラスもありました。
はー綺麗。どこを切り取っても綺麗。
その他にも写真を撮りたくなるスポットがたくさん
ドームを出たら、目の前の廊下もすごく良い感じです。
ここも写真スポットですね。
階段を降りた後、イスラム教徒の結婚式場も見学させてもらいました。
時間があればモスクの前に入り口の施設にも立ち寄ろう
ブルーモスクへ訪れる前、入り口付近の施設の人に呼び止められました。
ここで入館受付でもするのか?と思って立ち寄ると、中でイスラム教の基本的な知識についてすごく丁寧に説明をして貰えました。
建物だけを楽しみたい方は立ち寄る必要はない施設かなとは思いますが、イスラムについての基本知識がほぼ無い私にとっては凄く勉強になる時間だったなあ。
英語オンリーですが、説明用のボードや映像もあったので理解しやすかったです。
宗教の成り立ちや、イスラムの方々が大切にしている事など、文化や風習にも興味がある方はモスク見学前に立ち寄ってみる価値はあるかと思います。
ブルーモスクの行き方
ブルーモスクはクアラルンプールからバスやタクシーで行くことができます。
バスで行く場合の道のりも簡単なのですが、本数が少ないので結構時間がかかってしまう…。
観光日数が少ない方はタクシーやGrabを利用する方が移動時間が短縮できるのでおすすめです。
バスで行く
バスで行く場合の所要時間は1時間くらいを見ておきましょう。
バスで行く場合は750系統のバスに乗車します。本数は時間帯により異なり、1時間に1~2本の間隔です。
始発駅はモノレールのPasar Seni駅ですが、KLセントラル駅も経由するのでどちらからでも乗車可能。
私は座って行きたかったので始発のPasar Seni駅から乗車しました。
駅を降りた地上階にバスターミナルがあるのですが、バスは現金での支払いができず、写真のようなプリペイド式のカードを電車の駅の券売機で購入しなければならないので注意が必要です。
私はあまりよくわからないままバスを15分くらいのんびり待ち、バスが来た際に現金で払おうとして運転手さんに教えてもらい、猛ダッシュで階段を駆け上がって買いに行きました。笑
下車する停留所は「SA18 Wisma PKPS」停留所(Mardhiyyah Hotel & Suitesの向かい)。
Googleマップでは一つ先の「SA786 Hentian Bandar Seksyen 14」で下車するよう表示されていますが、どちらで降りても停留所からは徒歩約15分となります。
クアラルンプールのバスは車内アナウンスが無く、どこを走っているのかずっと確認しておかなければいけないのですが、バスに乗る際にブルーモスクへ行く旨を伝えておくと、運転手さんによっては降りる場所を教えてくれますよ。
ちなみに下車する場所が近づいてきたら、大きなブルーモスクも見えてくるので、心の準備がしやすい。
タクシー・Grabで行く
バスで行く道のりも結構簡単ですが、本数が少ないので少々心許ないです。
時間も読めないので、タイトなスケジュールを組んでいる方や、短い旅程で効率よく回りたい方はGrabやタクシーを利用するのが無難です。
私は行きはバス、帰りはそのままプトラモスクへ行ったのでGrabを利用しました。
バス停のある大通りまで歩いて戻れば交通量も多く、比較的スムーズに来てもらえて助かりました。
車でのアクセスはおよそ30分。
プトラモスクまでも30~40分くらいだったように記憶しています。
ブルーモスクの料金・所要時間・注意点
その他の情報も以下にまとめました。
所要時間は人によって異なりますので参考まで。
拝観料
拝観料は無料です。
マレーシアのモスクは無料で素晴らしい造形物が見られるので、すごくありがたいですね。
拝観時に着用するヒジャブやローブも無料です。
受付を終えると係の人がヒジャブやローブを合わせてくれます。
ちなみに長袖のロングワンピースを着用していたらローブを着る必要はないみたいです。
私はこちらの方々と一緒に拝観したのですが、ロングワンピースを着ていた私だけローブを貸して貰えなくてなんかちょっと寂しかった。笑
所要時間
見学時間はおよそ30分~1時間です。
内部の見学はボランティアガイドの方が誘導してくれて、5~10名1グループで内部を巡ります。
一緒に見学するグループの方が写真をたくさん撮る人かどうかで見学時間に大きな差が出そう。
毎週火曜は日本人のガイドさんもいるみたい。
観光時の注意点
歩きやすい靴で行こう
内部は土足厳禁ですが、バス停からの道のりは約15分で結構歩きますので、歩きやすい靴で行くことをおすすめします。
拝観可能な時間に注意
ブルーモスクだけでなく、マレーシアのモスクではお祈りの時間には一般客の入場が出来ないルールになっています。
金曜は特に時間制限が厳しいので、訪れる際は事前に拝観可能な時間をチェックしておきましょう。
以下に全部まとめたのでご確認ください。
基本情報
住所 | Persiaran Masjid St., Sekysen 14, 40000 Shah Alam, Selangor, マレーシア |
電話番号 | +60355199988 |
入場料 | 無料 |
営業時間 | 月-木・土日:8:00-13:00/14:00-17:00 金:8:00-12:15/14:45-17:00 |
定休日 | なし |
最寄り駅 | モノレール Pasar Seni駅から750番のバスで約1時間半 |
まとめ
今回はブルーモスクについての見どころや行き方などをご紹介しました。
イスラム教の事は全然詳しくないのですが、ガイドの方が凄く詳しく説明してくれて、めちゃくちゃ勉強になりました!
建物の造りやタイルの柄などがとにかく可愛くて美しいし、スケールも大きく、お城の中にワープしたような気分に浸れて心が浄化されたような、素敵なひと時だったな…。
クアラルンプールから車で30分程度の距離なので、短い旅程でも観光に組み込みやすいですが、電車やバスで行くとなるとちょっと面倒な距離感。
ただ、ちょっと面倒臭い想いをしても行く価値のあるとても素敵なモスクでした。
クアラルンプールのおすすめ観光スポットは以下の記事でも色々まとめています。
よかったらこちらの記事もクアラルンプール旅行の計画に役立てて頂けると嬉しいです!