タイハーブ|コブミカンの効果・効能と使い方まとめ

タイ生活情報

タイ料理によく使われているハーブ類は沢山の種類があり、体に良い様々な効能があります。

タイの人が熱中症など暑い場所での病気にかかりにくいのは日常的にハーブを摂取しているからとも言われています。

私もハーブを使ったタイ料理が大好きなのですが、一つ一つの役割や効能についてはイマイチよく分かっておらず、予てから知りたいなあと思っていました。

そこで不定期で勉強がてらタイハーブについてまとめていこうと思います。

今回はコブミカンについてご紹介していきます。

コブミカンとは

コブミカンは、タイ、マレーシア原産の柑橘類の1種です。

タイ語ではマクルード(มะกรูด)英語ではカフィア・ライム (kaffir lime) と呼ばれています。”ライム”と入っていますが、一般的なライムとは種類が異なるそうです。

余談ですがカタカナにするとマクルードが近いと思いますが、タイ人は「マックルー」や「マックゥー」という風に聞こえます。

ぼこぼこした滑らかじゃない表面がコブのように見える事からその名前がついたのだとか。

ハーブとして料理などで頻繁に使われるのは実ではなく葉や皮の方。葉の方は「バイマックル」と言います。

グリーンカレーやトムヤムクンなど、ポピュラーなタイ料理の中にも必ず入っていて、魚料理などの香り付けにも使われています。

コブミカンの効果・効能

コブミカンには主に以下の効果・効能があります。

  • 抗酸化作用
  • 血行促進
  • 消化促進
  • 美容効果(毛髪にも良い)

抗酸化作用

コブミカンにはビタミンA、B、Cが豊富に含まれています。

中でもビタミンAは通称「若返りのビタミン」とも呼ばれていて、抗酸化作用も豊富。

それゆえに、美肌効果やアンチエイジング効果も期待できます。

血行促進

コブミカンの実には血を作り出してくれる鉄分や血液をさらさらにする効果のあるビタミンCが多く含まれているため、血行促進効果も期待できます。

血の巡りが良くなることでm免疫力アップやダイエット効果があり、冷え性の改善などにも効果的。

生理中に貧血気味になる方は、生理周期に合わせて意識的にコブミカンを使った料理や、ハーブティーを摂取するのも良いかもしれません。

消化促進

コブミカンにはビタミンAやCが豊富に含まれているので、消化促進・食欲増進効果もあるのだとか。

柑橘系の爽やかな香りは、暑いタイの気候でバテてしまいがちな人の手助けにもなります。

揚げ物やおつまみナッツの中にもカリッと揚がったコブミカンの葉が入っていることがよくあるのですが、コッテリした料理に爽やかなアクセントを加えてくれて、たちまちエスニックな風味へと変化してくれます。

美容効果(毛髪にも良い)

コブミカンは実・葉ともにビタミンCが豊富に含まれていて、メラニンの生成を抑制する効果がある為、特に日焼け後のダメージを最小限にとどめてくれます。

ビタミンCにはシミ予防やコラーゲンの生成促進にも効果的。

美しい肌はビタミンCからなのですね…!

更に、皮と実に多く含まれる”リモネン”には、フケの発生や痒み、抜け毛を抑える効果もあり。

タイではコブミカンのシャンプーをよく目にする理由はここにあるようです。

コブミカンを使ったタイ料理

コブミカンの中でハーブとして使われるのは主に葉の部分。

スープやカレーなど、色々なタイ料理の中に潜んでいます。

中でもトムヤムクンやグリーンカレーは有名どころではないでしょうか。

私は個人的にバイマックルー(コブミカンの葉)を揚げたものが大好きなので、唐揚げやミックスナッツの中に入っているとテンションが上がります。

スープ類に入っているバイマックルーは苦みが強く、食べても全然美味しくないので、食べない事をおすすめしますが、揚げられたものはパリパリしていて、おつまみにもぴったりです。

お茶として販売している場合も

私は目にしたことがないのですが、コブミカン茶というものも商品としてはあるようです。

タイでも売っているのかな?

Amazonでも調べてみましたが、検索にはひっかからず…。(タネや葉は出てくる)

コブミカンのエキスが入っている緑茶やハーブティーはあるみたいなのですが、香りがとっても良いらしいですよ!

他にもある!コブミカンを使った製品いろいろ

料理以外にも様々な用途で使用されているコブミカン。

街中で見かけるものでパッと思いつくコブミカン製品は下記です。

  • シャンプー&コンディショナー
  • 食器用洗剤

効果・効能でも話した通り、コブミカンの成分にはフケの発生や痒み、抜け毛を抑える効果があります。

その為、シャンプーとコンディショナーは本当によく見かける!

オーガニックっぽいコブミカンシャンプーの種類も多く、中でもアバイブーベやカオコーなどが人気です。

まとめ

今回はコブミカンについてまとめてみました。

タイハーブと言えばレモングラスやガパオなどが有名ですが、実は色々な料理に入っているコブミカンの葉は、タイ料理の縁の下の力持ち的な感じかもしれません。

私はハーブとして使われる葉の部分のことはよく知っていましたが、実の部分にもビタミンが豊富で身体にも美容にも良いと知る事ができ、またひとつ賢くなれました。

機会があればシャンプーなどのコブミカン製品にもトライしてみて、気に入ったらまたこのブログでご紹介しようと思います。