日本とは違う!?バレンタインの起源(由来)とタイのバレンタインについて調べてみた

タイ生活情報

2月と言えば、バレンタインですね!

日本のバレンタインは「女性が男性へチョコレートをあげて告白する日」になっていますが、ここ数年はデパートで買った高くて美味いチョコを食べる日という感じになっている気がします。(そんなことないか?)

私がタイに来て驚いたのは、この「チョコをあげる日」というバレンタインのカルチャーが日本特有のものであるということ。

タイにはタイのバレンタインの文化があるようなので、調べてみました!

そもそもバレンタインの起源とは

「バレンタインにチョコを送る風習は日本のチョコレート会社の戦略だ。」

このような話を聞いたことがある人も少なくないでしょう。

ではそもそもバレンタインの起源とはどのようなものだったのでしょうか。調べてみると諸説ありましたが、その中から2つほどご紹介します。

もともとは聖人の処刑日だった説

ひとつめは私も耳にしたことがある有名なお話、2月14日は聖ヴァレンティヌス(ヴァレンティノ)の処刑日だった説です。

かつて、ローマ皇帝は「兵士が故郷に恋人や家族を残して戦地へ赴くと、士気が下がる」という理由から、兵士の結婚を禁止するという強兵策を講じていました。

しかし、聖ヴァレンティヌスさんは若い恋人たちの願いを聞いて、この強兵策に反して沢山のカップルを結婚させたのだとか。

このことがローマ皇帝にバレてしまい、2月14日に処刑されました。

そんな愛に尽くした聖ヴァレンティヌスさんの死を悼む行事が毎年2月14日に行われていたのですが、それがいつしか愛を告白する日へと変わっていったそうです。

ローマ帝国時代の「ルペルカリア祭」が由来している説

もうひとつの説はローマ帝国時代の「ルペルカリア祭」というお祭りです。

このお祭りは豊作を祈願するお祭りで、毎年2月15日に行われていました。

祭の前日(2月14日)の夕方になると、若い未婚の女性の名前が書かれた紙が入れ物の中に入れられます。それを男性が引くことで、その二人は祭の日からパートナーとして一緒にいる事が許されたのだそうです。

それを機に結婚する人もが増えたことで「恋人の日」として認識されるようになったのだとか。

くじ引きでパートナーを決めて結婚までするなんて今ではありえないことですが、男女が一緒に生活をすることが許されていない世の中だったら、毎年この日を楽しみにする若者たちが増えるのもわかる気がしますね。

 

他にも諸説がありましたが、このような説から、恋人が愛を伝える日となり、カードやバラの花を贈る日へと進化して行ったようです。

タイのバレンタインは男性から女性へバラを送る

国によって様々な文化があるバレンタインデーですが、「愛を伝える日」というのは世界中で共通認識のようです。

日本では女性から男性へチョコレートをあげる日、アメリカでは男性から女性へカードやお花をあげる日となっています。

ではタイはどうでしょうか。

タイでは男性から女性へバラの花やプレゼントを贈るのが一般的

この時期になると街中にはバラの花束を売る屋台が出現し、至る所でバラの花を買うことができます。

花束だけではなく、ぬいぐるみや小物などのプレゼントをあげたりディナーへ行く場合もあり。

私は数年前にバレンタインの日にディナークルーズへ行ったことがあるのですが、周りはほぼカップルで、ほとんどの女性がバラの花束を抱えている光景に驚いた記憶があります。

タイ人の彼女がいる男性の方は、チョコが貰えると思って何も準備していないと、恋人に幻滅されてしまうかもしれないので注意しましょうね!(余計なお世話)

日本のバレンタインカルチャーも浸透しつつある?

もともとはチョコレートなんて関係ないタイのバレンタインですが、コンビニなどを見てみると、バレンタインにちなんだポップやポスターなどを目にする機会があります。

チョコレートで有名なお店でも、バレンタイン用のチョコレート販売を行っていましたよ。

これは日本由来のカルチャーが浸透しつつあるのかも?

ちなみにこのチョコレート屋さんです。

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友チョコなどのカルチャーはあるの?

日本でのバレンタインは友達へチョコやお菓子をプレゼントし合う「友チョコ」や、先輩や上司、同僚の男性など、お世話になっている方々へとりあえず(笑)チョコを渡す「義理チョコ」なんていう文化もありますよね。

タイではチョコやお菓子をプレゼントし合う文化は無いようですが、ハートのシールを交換する文化があるようです。(若い方限定かも)

私も一度職場の同僚にハートのシールを貰ったことがあるのですが、どこに貼ったらいいか尋ねたところ、服に貼るように指示されました。

2月14日の帰宅ラッシュ時に電車に乗って注意深く観察していれば、胸元にシールだらけの人の姿も見る事ができるでしょう。

ただ、今だと検温済みのマークに間違われそうな気もしなくはないですが。笑

まとめ

今回はタイのバレンタインについて調べたものをまとめてみました。

国が違えば同じ日でもこんなにも違うことに驚きです。

個人的にはタイに来て同僚への義理チョコを準備しなくてよくなったので、めちゃくちゃ楽になりましたが、本音を言うと私も誰かからお花もらいたい!

男性の方は女性へ日頃の感謝を込めてバラの花を送ってみてはいかがでしょうか。